高脂血症を食事で予防するために。高脂血症の症状とは。
高脂血症を食事で予防するために
数ある要因の中でも、高脂血症となる最大の原因は食事にあると言われています。特に、近年の食の欧米化に伴う脂質の摂取量の上昇や間食の増加による糖質摂取量の増加は、大きな問題点として指摘されています。高脂血症になる原因を排除して、予防に努める場合は、いかに食事面での改善を行うかという点が重要なのです。
では、どのような食事が良いのでしょうか。当然、脂質や糖質は抑えなくてはいけませんが、これらの栄養素は人間が活動する上でのエネルギーとなるため、カットしすぎるのは問題でしょう。必要量は確保しておく必要があるでしょう。
人間が活動する上で、必要な脂質の量は、全体の必要摂取量の20〜25%と言われています。全体の必要摂取量は、カロリーに換算すれば2,000〜2,500kcalです。この20〜25%となると、40〜62gということになります。およそ50gといったところです。
もっとも、この場合豚バラ肉を100g食しただけで超えてしまいかねない数字でもあります。とはいえ、調理法によって食材の本来抱える脂肪分の割合を大きく減らすことも可能ですので、脂質にもたくさんの種類があって、高脂血症の原因となりやすい脂、なりにくい脂がある為、一概に50gとは言い切れない面があります。
大事なのが、過剰に摂取しないという点です。必ずしも50g以下に抑えるのではなく、節度を持ち極端にお肉をたくさん食べる、揚げ物ばかりを続けるということのないようにすることが、予防の上では重要になっていくのです。
高脂血症の症状について
現在の日本では当たり前のように欧米諸国の食事と同じようなメニューが並び、食されています。しかし、日本人の体質にそういった食事は必ずしもマッチしているわけではないのです。長い年月をかけて、島国ならではの独自の文化で魚や野菜を食してきた日本人にとっては、脂肪を多く含んだ欧米諸国の食事は、決して相性が良いとはいえないのです。その結果、高脂血症が増加してきているのです。
問題なのは、高脂血症という病気には自覚症状がほとんどないという点です。糖尿病、高血圧症など、生活習慣病と呼ばれる病気は多くありますが、それらも基本的には初期症状はあまり自覚できないことが多々あります。ただ、それでも注意深く自分を観察していれば、体調の変化によって発覚することもあるでしょう。ですが高脂血症の場合は、初期段階はおろか、その次の段階でも自覚症状を覚えることができないという人が相当多いようです。
さらに厄介な問題として、高脂血症には危機感を抱く人が少ないという点があります。例えば、糖尿病は怖い病気という認識が既に一般化しています。合併症など様々な病気を引き起こし死に到る、あるいは半身不随などの機能障害を起こすという事例が多数確認されており、「身近な怖い病気」という認識が広まっています。
一方、高脂血症は多くの人がそれに該当している状態であれば、尚且つ普通に日常生活を送っているので、「ちょっと太り気味」、「メタボ体型」くらいの認識で止まってしまうという状況になっています。しかしながら、高脂血症は本来非常に怖い病気なので注意が必要なのです。